ゼロから始める経営学 Vol.33
付録1 経営学の変遷―組織論と戦略論の前史
1 組織論の変遷
・スチュアート・クレイナーは19世紀「産業化の時代」に対して20世紀は「マネジメントの時代」だと言っている。
・フレデリック・テイラー…科学的管理法を提唱し、賃金支払い制度よりも、作業自体を正確に把握し適切に仕事に割り当てることが重要だと考えた。重要な貢献は科学としてのマネジメントの発明である。
・アンリ・ファヨール…経営管理を一般論として確立したという見方もある。
・ヘンリー・フォード…マネジメントの大立者がテイラーなら、実践面の大立者はフォードである。単一車種戦略を公表し、自動車の大量生産の道を開いた。成功は長続きしなくGMに敗北する。
・マックス・ウェーバー…官僚制論を提唱し、それは高度の階層性、非人格性、明文化されたルールによる管理・業績に基づいた昇進、そして作業の専門分化などによって特徴づけられる。
・チェスター・バーナード…システム論の視点に立ち、合理的意思決定の組織の分析の中心部分に据えた最初の思想家の一人で、管理の機能の中で、コミュニケーションの重要性を強調し、それとの関連で権威の問題を論じるなど、それまでの機械的・形式的な組織論を提唱した。
・ハーバート・サイモン…バーナードの議論を直接に継承し展開し、ノーベル経済学賞を受賞している。
・アルフレッド・スローン…彼がデザインした組織は、車種別に分権化された事業運営と準備かされた全社コントロールを組み合わせた組織形態で事業部制組織の誕生である。
・エルトン・メイヨー…ホーソン実験で人間関係、態度、感情が関係していることを発見し、非公式集団の構造や機能を明らかにすることが重要であるという人間関係論を強調した。
(参考)経営学 入門(下)
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